2枚組ではなく、ちゃんと別々のCDです。でもセットで買っちゃうよねえやっぱ。
イーリアンパイプとホイッスルをメインにしたゲーム音楽のリミックス。メイン楽器からすると、ケルトとかアイリッシュとか、そういう方面を思い出すかもしれませんが、アレンジは正統派アイリッシュもあればアンビエント、テクノもあり。上記のメイン楽器とコーラス以外は打ち込みですね。
私はリアレンジャーにVita Novaの吉野裕司、上野洋子がいるぅ(涙)という理由で2枚とも即買い。ばっちり上野氏のコーラスワーク入ってるしね。はふー。他に大槻"kalta"英宣、光田康典、崎元仁、セロニアス・モンキーズが参加しています。
RPGのゲームを中心に、メインテーマやそれに準ずる曲が集められています。原曲はほとんど聴いたことがないんですが、おそらく曲調はバラバラのはず。ヴォーカル曲も混じっているしね。それが、イーリアンパイプの元にこんなに違和感なく集うのが不思議。
個人的には、正統派アレンジじゃない方が好きですね。ずんどこずんどこシーケンサーが走る上をイーリアンパイプが乱舞する「Love」編の7.とか・・・何かどっかで聞いたことあるなあと思ったら、Afro Celt Sound System(というユニット)の曲が確かこんな感じ。そしたら、イーリアンパイプ&ホイッスルの演奏者であるローナン・ブラウンは、以前Afro Celt Sound Systemに参加したことがあるとライナーノーツに・・・なるほど。
一つだけ注文をつければ、パイプ&ホイッスルしばり(笑)のアレンジということもあって、雰囲気が似通ってしまう曲も中にはあり(原曲の方も元々似通っていたのかもしれませんが)。例えばフィドルとか、もっと自由に他の楽器も使えれば、より面白くなったんじゃないかと思います。
とはいえ、元の曲やゲームを知らなくてもいい感じで聴けるんじゃないかと。