女性3人(後に2人)のユニット。そっち系の音楽ファンサイトをまわっていると時々名前が出てくるので、気になってはいたのですが、既に活動停止状態、CDも廃盤。それが最近、やっと一部のCDが再発になって聴くことができました。思えば、大学時代にサークルの一人が、カラオケに行ったときに「うわーここNav Katze入ってるよー」と驚いていたときに初めて名前聞いたんだな。そのときにもう少し突っ込んでおけばよかった。ち。
で、このCDは、初期のミニアルバム『Nav Katze』とフルアルバム『OyZac』を合わせて1991年に再発したものを、さらに2001年に復刻したものです。(ややこしい)
ギターサウンドにまっすぐ伸びる高音の澄んだ女性ヴォーカル。この手の女性ヴォーカルものって、バックはアコースティックかシンセアレンジが多いもんで、イントロで「おいおいこんなにドラム叩いていいのか?」と心配してしまいましたが、そこにヴォーカルが重なると、不思議と違和感がない。いや、「違和感がない」というのとはちょっと違うな。
ヴォーカルは機械仕掛けのように精巧で、冷ややかな響き。それと、バンドアレンジとの微妙な合わなさ感。ざらつき。決して不協和とか不快とかではない。それがこのユニットの個性、持ち味なんだろうな。妙にハマる。
あーでもクリスタルヴォイスの響きがやっぱいいですなー。track2や8の出だし。後にメンバーが一人抜けて2人になり、音もロック色の強いものになっていったようですが、このコーラスワークがあるなら聴きたいな。でも他は今のところ廃盤・・・復刻してくれえ。
※初めて聴いたアーティストなので、アルバムの感想というよりアーティストの感想になってしまった(^^;)
AGENT CON-SIPIO:Switch Complete 1986~1987 (発売元紹介ページ、試聴可)